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体に害を及ぼすニコチンについて

2020年01月10日
灰皿とタバコ

愛煙家にとっては、はっきりと自分でわかるほど「ニコチンが切れた」というのは大きく集中力を削ぐもので嗜好品というよりはタバコ=ニコチン摂取の目的で喫煙しているビジネスマンも多いと言われます。
ニコチンには依存性があることは良く知られているものの、「甘いもの」または「カフェイン」と同じようなレベルで語られることが多くその危険性については周知されていません。

ニコチンは常温で液体となる物質で、熱して気化するためタバコで言えば煙の中に含まれています。
煙として吸っているために嗜好品で済んではいますが、実はその毒性は大変に強く、危険薬物としての指定も受けているほどです。
その証拠に、昔はニコチンを用いてゴキブリ駆除やネズミ退治が行われていましたしタバコを「吸う」のではなく「食べる」と数本で致死量に達し、中毒死してしまう気危険があることでもわかります。
青酸などと同様、まぎれもない危険薬物です。

ニコチンは、摂取してからのきわめて速い吸収が特徴でありタバコであれば吸ってすぐに効果を発揮します。
イライラを改善するほかに食欲をおさえるなどの効果もありますが、デメリットもまた同じかそれ以上に存在しているのです。

まず、やはり大きなのはその依存性でしょう。
血中にじゅうぶんなニコチンがなくなると、それに依存している脳が「足りない」とシグナルを出し続けてイライラしてしまいます。
またニコチンは血管を収縮させるために血栓や梗塞を起こしやすく、血管へのダメージも無視できません。
さらに皮膚の水分量を減らしてしまったり免疫機能を低下させたりと健康状態へのマイナスは数知れずあり、副流煙などとは別に健康のためにも禁煙は推奨されています。

さらにニコチンは薬物であるため身体はこれを分解しようとフル回転しますから、腎臓や肝臓などの各臓器はくたくたになってしまい、場合によっては腎機能障害などに発展する恐れもありうるのです。
たいへんに毒性の強いものだということを認識しておく必要があるでしょう。

1日に摂取していいニコチンの量とは?

ニコチンに毒性があることはわかっていても、タバコを手ばなせないなど重度にヘビースモーカーの人などはすぐに禁煙というわけにはいきません。
依存性があるニコチン摂取をいきなりやめてしまえば、血中の濃度が下がってイライラが続きストレスから社会生活をおくるうえで大きな障害を抱えることになってしまいます。
減らすとしたら少しずつ段階を追って行うべきもので、必要とするニコチンの量が少なくなるにつれ各臓器の負担も減り健康状態が向上することが期待できるでしょう。

具体的には、どのくらいの摂取量が危険であり致死量に近いのかを知ることが大切です。
とくにタバコ以外で摂取する場合は大量にニコチンを取り込むことが容易なので、上限量を把握しておくことはとても重要になります。

ニコチンの致死量は成人の場合溶液60mg前後と言われ、これは健康な成人が摂取した場合過半数が死に至る数字とされています。
そのため摂取すると危険なのはこの半分から三分の一程度、20mg弱となるでしょう。
この量をタバコ喫煙で摂取するとなると膨大な本数を吹かす必要があるため通常は問題になりません。
しかし、市販の禁煙補助剤などニコチンが高用量含まれているものは多めに飲んでしまうとこの量を超える可能性もあるため注意が必要です。

それだけではなく、パッチタイプの禁煙補助剤や錠剤と喫煙を並行して行うのも一時的に血中のニコチン濃度が異常に高くなるためとても危険です。
他の有害物質がないとはいえ、ニコチンはあくまで劇薬ですので摂取の形態を問わず常に用量を確認する必要があります。
吸収が速いために中毒症状が出るまでの時間も短く、重篤な状態に陥りやすいため専門家の指導のもとニコチン剤を服用しましょう。